華僑から見た語学の重要性

皆さま、ご無沙汰しています。家族旅行でシンガポール・マレーシアを日々移動していたのでBlog更新が遅くなりました。今回はそんな華僑中心の2か国訪問から感じた事を綴ります。

 

まず1つ目に感じたのが、当たり前かもしれませんが中国人観光客の多さです。シンガポールMBS Hotel(マリーナベイサンズ)に宿泊しましたが、3年前まで韓国人・日本人が多かったのに、今回はアジア系の7割位が中国人という感じでした。やはり旅行に対して、お金を費やせる程余裕が出てきた方々が旅行を楽しみ始めたという事で、日本だけではなくアジア主要国で見られる現象だと言えます。

 

もう1つ感じたのは、英語⇔北京語双方を話せる事の重要性です。多くの日本人が中国語を話す場合、日本語⇔中国語を頭で変換・考え話していると思いますが、華僑の場合は当たり前に英語⇔北京語を変換もしくはMixして話しています。よって、英語が母国語の人と北京語が母国語の人の間に立ち通訳する場合も何ら困りませんが、日本人の場合日本語が主体となってしまう為、訓練しない事には日本語を通さない英語⇔北京語をダイレクト変換出来ません。

 

私の場合は台湾で語学勉強する際、北京語を0ベースで学び始めた為、一般的なアジア人が入るクラスより下の欧米人向けクラスからスタートしました。よって、授業は英語ベースで北京語を学ぶという流れになり、結果的にその時点では英語⇔北京語のダイレクト変換が出来ていました。現在は、日本語ベースになってしまい、英語⇔北京語を考える機会が少ない為時間がかかってしまいます。その様な機会が増えれば自然と出来る様になると思いますが、英語も錆びついている為、相当な努力が必要だと思います。

 

現在のグローバルビジネスを考えると、英語を話すのは当たり前になりつつあり、例えばもう一か国語・中国語等を話せると仮定した場合、訓練次第で上記の様なダイレクト変換も可能になります。そうする事で、一気に仕事幅が広がるとも言えます。但し、語学はただのツールであり、それだけでビジネスが出来る訳ではありません。日本語が上手い人とビジネスで成功している人とが全く違うものであるというのと同じだと思います。

 

グローバルに活躍したければ、この様な華僑と仕事をする機会が多くあると思いますが、彼らは生まれながらに2か国語を話せるという事で分があります。この様な事も考えながら、我が家の8か月の娘と一緒に旅行をしていました。そろそろ言葉を覚える時期に入りますので、父親である私は中国語と下手な英語で子供に話しかけ、家庭での語学環境を作り提供して行きたいと考えています。子供に変化が出てきた際は、この場で綴って行きたいと思います。