中国という国を人口から見てみる 〜その1〜

中国について、どの様な印象をお持ちでしょうか?人が多い、広いと言った印象から、礼儀作法がなってない、声が大きい等のマイナス印象もあるかもしれません。この様な感情は人それぞれ違うのが当たり前で、正解不正解はないと思います。

 

中国ってどうなの?と聞かれますので、僕は人口と言う切り口から次の様に答えています。

 

「良くも悪くも人口が日本の10倍という事で、優秀な人も10倍、礼儀が悪い人も10倍、高齢者も10倍いる様な感覚。2010年以降は個人旅行が流行り、バブル期でもある為買い物の仕方や旅行中の礼儀作法等は問題があるが、日本のバブル期約30年前と同じだと考えて大目に見ても良いのでは。」

 

また爆買についても、この人口という切り口からある程度説明がつきます。

 

「例えば、目薬や化粧品を1箱買う様な買い方をしている方々を見かけますが、基本的には友人へのお土産を多く含んでいます。日本人が5人の友人へお土産を買うと仮定した場合、同じ感覚で中国人は単純に人口比率で考え50人に買う事になります。これは少しオーバーかもしれませんが、代理店等を日本旅行に招待すると、頼まれ物リストを作成、余ったものはネット販売等も考えていて驚かされます。また、知人の中国人富裕層を見ると、買い物の仕方は全く違い、本当に価値があるものだけを購入されるイメージです。よって、爆買している人全員が金持ちではなく、中の上位も多く含んでいると予測されます」

 

実際はこれ以外に、日本政府発給のビザ緩和、及び一過的であるものの円⇔中国元間の為替変動も影響しています。この点は別途まとめたいと思います

 

中国は世界70億人の内、約20%を占めており、世界一人口が多い国です。他国が経験したことのないレベルの人口を抱えており、これに起因される問題は星の数ほどあると思います。私は、この人口という切り口から見る方が、中国という国を理解しやすいと考えています。

 

よって、次回も再度人口と言う切り口で、データを基に中華圏を見て行きたいと思います!!

(2015.8.4 タイトル及び内容を一部修正済)